2011/03/31

花やぐ

母は玄関先に花を欠かさない。
花屋で買ってきた花のときもあれば、山で摘んできた野花のときもある。
それを見て育ったので、私もできるだけ花を飾るようにしている。
産休に入る前は、仕事の帰りが遅く花屋には寄れなかったので、週末時間があれば買いに行く、という程度だったのだけれど。

そこに一輪でも花があるだけで、雑然とした部屋に華やいだ空気が漂うから不思議だ。
もっぱら私は、花屋が作った小さなブーケをガラス製の花瓶にそのまま放り込むだけ。
悲しいかな、花をいけるセンスがないので。
そして、いつも思う。
華道かフラワーアレンジメントを習っておけばよかったと・・・

あと、夏は飾らない。
木造2階建てアパートの2階の我が家、真夏の暑さといったら殺人級なのだ。
多分花など置いておいても、1日どころか半日で萎れる。そして腐る、と思う。(書いていて悲しくなってきた)
鉄筋造りの新居ではどうなのだろう。
近年酷暑続きの首都圏ではやっぱり無理かもなー


花は写真を撮るのも楽しい。

2011/03/28

後頭部

前記事が少し重たかったので、軽い話を。

現在絶賛後頭部ハゲ持ち中のむすめ。
最初は本当に後頭部の一部のみだったのだけれど、豪快に布団へ頭をこすりつけるために、今ではサイドまで被害が拡大している。
はちの横部分のひと房だけが残り、まさに昔の絵にあるような赤子のヘアスタイル・・・

上から見た図。サイドの毛が少し濃いのがお分かりでしょうか。

先日、敷布団の上の敷きパッドを外したところ、一部に黒ずんで見える部分があることに気付いた。
何だろうと目をこらすと、そこにはむすめの大量の髪の毛が付着していた。
敷きパッドにはさほど付着していないのに。
おそらく、思い切りこすりつけたことでパッドを通過してしまったものかと。。。
おそるべし。

なぜあんなに派手に頭をこすりつけるのだろう。なぞすぎる。

父の涙


エルゴ抱っこで散歩中、必ず眠るむすめ。

帰省中はSkypeで夫と深夜、話している。
昨夜は、今週末戻ることについて話していた。

数値上問題ない、という発表があっても、どうもすっきりとしない。
しかし、今の状況で留まると判断したならば、おそらくもう二度と戻ることはできないと思う。
もはや数年単位で状況が大きく変わるとは思えないから。あくまで個人的な考えだけれど。
夫も同じ考えだった。
天候、風向き、各機関が発表する数値に気を付けて生活すればよいだろうと。
それでも私の中では色々な考えがよぎり、逡巡がうまれる。
その想いを夫にぽつぽつと話していた。深夜零時。
 
いつもは夜中3時頃にしか目を覚まさないむすめが起きた。
布団から抱き起して部屋の明かりを落とし、PCの前に一緒に座り、夫に彼女の姿を見せた。
そして少し母乳を飲ませた後、まさかのご機嫌タイムが始まってしまった・・・
楽しそうに声をあげて、モニタの向こうから声をかける夫を見たり見なかったり。

むすめのそんな姿を見ていた夫が、かわいいね、と一言つぶやき、涙をこぼした。
私達が帰省していることで、様々な心配をする必要がなく気兼ねなく遅くまで仕事をしていられる今の状況は、気持ちが楽だ、と言っていた。
地震直後は、自宅に残したむすめと私を心配して仕事中も気が気でなかった夫。
のびのびと一人暮らしライフを楽しんでいるようだった。
もともとプラス思考で、あまり物事を深刻に考えない(って書くとアホみたいだ・・・)タイプの彼が流した涙。

夫もまた、どこか不安なのかもしれない。たとえ大丈夫だ、と判断していたとしても。
むすめを愛しむ想いが堪えきれなくなったのかもしれない。
普段から、ほとんど朝しかむすめと触れ合える時間を持つことできなかった彼。今は遠く離れている。
涙の意味を問うことはしなかった。だから本当のところは分からない。
ただ、彼の涙に胸が痛くなった。

あの日をさかいに、被災していない私達でさえも、世界が変わってしまった。
予防接種来週行かないと。
今度むすめとあそこに遊びに行こう。
引っ越しの荷造り始めなきゃ。
保育園探さないとな。
そんな予定をのんびりと立てていた。
何の不安を感じることもなく。それがいかに幸せなことなのか、その時は全く思いも及ばなかった。

普通ではない事態が起きている今。
それでも子供は日々育っていく。
幼い命を預かる親として、何を選び取るのが正しいのか。
悩みながら、涙を流しながら、私達は前へ進むしかない。

2011/03/27

好物


ひじきが好き。
醤油とみりんで甘じょっぱく炊いたのも好きだけれど、ここ数年我が家では炒めて食べることの方が多い。
ごま油で炒め、刻んだ茗荷、白すりごまを加える。味付けは醤油のみ。
炒めることで、海藻特有の磯の香りが消えるので、もしかしたらひじきが苦手な人でも食べやすいかも。(ひじき嫌いに食べてもらったことはないので、まあ分からないけど。)
ご飯との相性抜群。お弁当のおかずとしての登場率も高い。
常備菜として、たっぷり作っておくようにしている。

写真はスライスしたれんこんを加えているもの。炒めたれんこんが香ばしい。
他に、ささがきごぼうを入れても美味しい。

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数値は下がってきたみたいだけど、やはり気になる水道水のこと。
水が自治体から配られるなどの配慮がされていても、乳幼児のいる家庭は特に不安だと思う。
むすめと私は今、幸いにも今回の件の影響を受けない実家で過ごしているため、今のところこの問題に直面していないけれど、今度の週末には自宅に戻る予定だし、他人事ではない。

基準値を下回ったとはいえ、値は0ではない。
この事故が起きる前は多分、数値はほぼ0だったはずだから、そういう意味で、どうしてもすっきりとはしない。

恐らく、当面の間、風向きや降雨によって数値は上下するだろうと思う。
とにかく早く事態が収束することを祈るばかりだ。

2011/03/24

スキンケア

むすめのスキンケアには、今この二つを使っている。
ベビーバーユ(右)と、ヴェレダのカレンドラ ベビーフェイシャルクリーム(左)。

ずっとベビーバーユだけを使っていたのだけど、顔に塗るとかなりべたつくし、乾燥しているむすめの肌の、かぴかぴ具合があまり良くならない。
もろ脂なので、ローションなしでいきなり塗るのには適さないみたいで。
ただ、おむつかぶれには効果てきめんだし、乳児湿疹にも結構効き目あり。
バーユはもともと傷薬にも使えるので、顔の引っ掻き傷にも塗ったり。

ヴェレダのクリームは、使ってびっくり。
乾燥して硬くなっていたむすめの頬が、使ってすぐにふんわり柔らかくなった。
今は、顔はヴェレダ、体はベビーバーユをお風呂上りに塗っている。
ついでに私も同じものを塗り塗り。

エルバビーバも気になるー。
先日、表参道へ行く予定があったので、ついでに直営店へ寄ろうと思っていたのだけれど、予定がキャンセルになってしまい。
通販で購入可能だけど、今の状況で配送を頼むのも何となく気が引ける。。。
ヴェレダが残り少なくなってきたら、また考えようかな。

寝返り


ここ数日で寝返りできるようになったむすめ。
しかし、もとに戻れないため、うつ伏せになっては助けを求める。
仰向けにされるとまたすぐに寝返り、助けを求め・・・無限ループ。

先週末から北陸の実家に来ている。
夫からは、実家にいる間に寝返りするかもね、と言われていたのだけど、当たり。

最近あまり出ていなかった喃語も、再び溢れるように出てきて、その声の大きさもパワーアップ。
おしゃべりしながらころころ転がっている。
一度覚えると楽しいのかな。
児童館などに通っておらず、まだ私にはママ友がいないので、むすめは日中ほとんど私と二人きりで過ごす毎日。
今回の帰省で、じじばばや私の地元の友人親子などと接しており、それが彼女の脳に大きな刺激を与えているのかも。

引っ越したら、積極的にお友達作りしないとなー
(4月下旬に新しい家へ引っ越します。)

綴っていきます。

むすめとの日々を綴っていこうと準備をしていました。
その矢先に起きた、大きな震災。たくさんの命が失われ、たくさんの心が傷つきました。
被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を願っております。

私とむすめも、千葉の自宅で震度6弱の揺れを経験しました。
何の被害もなかったものの、大地震の恐怖を身を以て知ることとなりました。
そして余震は続き、都内の水道水から放射性物質が検出され、あの震災の余波が広がりつつあります。
周辺の住民の方々は日々の生活を脅かされ、住み慣れた土地を去らざるを得ない状況はとてもお辛いことと思います。

当たり前だった日常が、ある時をさかいに突然足元から大きく揺らいでしまう。
日々穏やかに過ごせることが、いかに尊く、奇跡の積み重ねであるのか、思い知らされる毎日です。

だからこそ、そんな尊い日々を大切に残していければと思います。